猫砂には、鉱物系・木系・おから系など、様々な種類があります。
そのなかでも、お財布に優しく、エコな再生紙を使用して作られているのは、紙系の猫砂です。
この記事では紙系猫砂の特徴や、メリット・デメリットを詳しく解説します。
紙系猫砂とは
猫砂の中でも紙系猫砂と呼ばれるものは、再生紙を主原料としています。
主に白色のものが多いのですが、新聞紙から作られているものは黒い色合いになっています。
猫グッズが売っている店なら確実に取り扱っているといっていいほどポピュラーな猫砂なので、手に入らなくなるリスクが少ないといえるでしょう。
紙系猫砂のメリット
紙系猫砂のメリットは大きく分けて2つあります。
とにかく軽い
紙系の猫砂は軽く、取り扱いがとても楽です。重い猫砂を買ってしまうと、スーパーなどで購入したあとの持ち帰りが大変ですが、紙系の猫砂は素材そのものが軽いので、たくさん買っても持ち帰りがラクチンです。
使用後はトイレに流せる(ものが多い)
多くの紙系猫砂は、人間用のトイレに流すことができます。紙系猫砂に使われているのは、トイレットペーパーにも使われている古紙。そのため、大抵の場合は水に溶けて流れてくれますよ。
安価なものが多い
紙系の猫砂は安いものが多く、お財布に優しい種類といえます。紙系猫砂に使われているのは非常に安価な古紙なので、1kgあたりの値段は他の猫砂より安くなることが多いです。
紙系猫砂のデメリット
メリットが多い紙系ですが、デメリットもあります。
1つめは他の猫砂よりも周囲への飛び散りが多いこと。紙系猫砂はとても軽いので、猫が砂をかいた際に周囲に散らかりやすいです。砂を勢いよくかくタイプの猫ちゃんには、粒が大きく重い猫砂を選んであげましょう。
なお、紙系の猫砂は湿気に弱く、長期的に使用するには不向きです。おしっこを含んだ際の固まりが大きいので、こまめな継ぎ足しが必要。夏場や梅雨時期などは、湿気にやられて消臭効果が薄くなってしまうこともあります。
愛猫は今の猫砂に満足している?見分ける方法とは
今の猫砂に愛猫が満足しているかどうか、不安になることもありますよね。
そんな時はトイレの様子を観察してみましょう。猫には砂をかく習性がありますが、トイレの後で何度も砂をかいているなら、猫砂の感触が気に入っているサインです。
猫がトイレを気に入っていない場合、トイレのヘリに足をかけて用を足したり、トイレの後、猫砂をかけずにトイレから出てきたりします。
また、トイレ中に空中をひっかく仕草をしたり、壁・ヘリなどをガリガリかいたりする時も、トイレに満足していない可能性が高いです。
トイレが気に入らないと、猫はトイレ以外の場所で排泄したり、排泄を我慢してしまい、膀胱炎を起こすこともあるので、要注意。
愛猫の健康を守るためにも、猫砂は猫が好むタイプを使用し、トイレ環境を快適に整えてあげましょう。
紙系の猫砂で猫が喜ぶトイレを
砂をかく習性がある猫にとって、猫砂はとても大切なものです。
猫は泌尿器の病気になりやすいと言われているため、愛猫が末永く元気に暮らせるよう、猫砂にはこだわって選びたいもの気に入った猫砂が見つかるまで、いくつかの種類を試してみるのもおすすめです。
特に子猫の場合はいろいろなことに挑戦させたい時期なので、トイレの環境をいろいろ変えて、ベストなトイレを見つけてあげましょう。