猫砂には、鉱物系・紙系・おから系など、様々な種類があります。
その中でも特に吸水性に優れており、主にシステムトイレ用として使用されるのが、シリカゲル系の猫砂です。
この記事ではシリカゲル系猫砂の特徴や、メリット・デメリットを詳しく解説します。
シリカゲル系猫砂とは
シリカゲルの猫砂は、ケイ素と呼ばれる地殻成分を主原料としています。
お菓子などの乾燥剤の中身というと、イメージしやすいでしょうか。シリカゲルは、食品全般、薬品の乾燥保管など幅広く使われています。
二酸化ケイ素を主成分としたシリカゲルの表面には、見た目には見えない小さな穴があいています。水分は湿度環境に応じて、その穴や、表面に吸着されます。
シリカゲル系猫砂のメリット
シリカゲル系猫砂のメリットは大きく分けて2つあります。
圧倒的な吸水力
1つめは、とにかく吸水性に優れているということです。シリカゲルの猫砂は、猫のおしっこを素早く吸収するだけでなく、便からも水分を吸収し、軽量化することができます。
消臭効果が高い
2つめは、脱臭力に優れているということです。その優秀さは、一度トイレ砂をいれておけば1ヶ月締め切った部屋でも匂わないほど。こまめに砂を変えたり、補充したりする手間がぐっと省けますよ。
シリカゲル系猫砂のデメリット
メリットが多い木系猫砂ですが、デメリットもあります。
まず、シリカゲル系の猫砂は、その性質上トイレに流すことができません。自治体によっては燃やすこともできない可能性があるので、必ずゴミ処理方法を確認のうえ処理する必要があります。
また、ランニングコストが高いのもデメリット。シリカゲル系猫砂は高価なものが多く、清潔なトイレを維持するにはお金がかかります。
かといって砂を取り替えないと、トイレからイヤなニオイがするようになってしまいます。そのため、ランニングコストを下げるためには、ネットショップなどでまとめて猫砂を購入するのがおすすめです。
愛猫は今の猫砂に満足している?見分ける方法とは
今の猫砂に愛猫が満足しているかどうか、不安になることもありますよね。
そんな時はトイレの様子を観察してみましょう。猫には砂をかく習性がありますが、トイレの後で何度も砂をかいているなら、猫砂の感触が気に入っているサインです。
猫がトイレを気に入っていない場合、トイレのヘリに足をかけて用を足したり、トイレの後、猫砂をかけずにトイレから出てきたりします。
また、トイレ中に空中をひっかく仕草をしたり、壁・ヘリなどをガリガリかいたりする時も、トイレに満足していない可能性が高いです。
トイレが気に入らないと、猫はトイレ以外の場所で排泄したり、排泄を我慢してしまい、膀胱炎を起こすこともあるので、要注意。
愛猫の健康を守るためにも、猫砂は猫が好むタイプを使用し、トイレ環境を快適に整えてあげましょう。
シリカゲル系の猫砂で猫が喜ぶトイレを
砂をかく習性がある猫にとって、猫砂はとても大切なものです。
猫は泌尿器の病気になりやすいと言われているため、愛猫が末永く元気に暮らせるよう、猫砂にはこだわって選びたいもの。気に入った猫砂が見つかるまで、いくつかの種類を試してみるのもおすすめです。
特に、子猫の場合はいろいろなことに挑戦させたい時期なので、トイレの環境をいろいろ変えて、ベストなトイレを見つけてあげましょう。