猫砂には鉱物系・紙系・木系など、様々な種類があります。
そのなかでも、特に猫の体に優しい素材でできているのが、おから系の猫砂です。
トイレは猫が健康に暮らすための大切なポイント。
愛猫にぴったりの猫砂を見つけてあげたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おから系猫砂とは
猫砂の中でもおから系猫砂と呼ばれるものは、その名の通りおからを主原料としています。
おからは大豆から豆乳を絞ったあとのカスのことで、これを澱粉やコーンスターチなどの天然の凝固剤で固めて猫砂にしているのです。
食用として有名なおからですが、食べ物としてだけでなく猫砂にも活用されているのは驚きですね。
おから系猫砂のメリット
おから系猫砂のメリットは、大きく分けて2つあります。
安全性が高い
おからの猫砂は食べ物から作られているので、猫が口にした際の安全性が高いです。猫の中には、猫砂を食べたり、舐めたりするクセがある子もいますが、おからの猫砂なら体調を崩す心配もほとんどありません。
トイレに流せる(ものもある)
おから系の猫砂は固まり方がゆるやかなので、製品によってはトイレに流すことができます。
おから系猫砂に使われている澱粉やコーンスターチには、水分を含むと緩やかに固まる性質があります。鉱物系のように、ガチガチに固まってしまうことがないので、人によっては捨てる際の手間がかからないといえますね。
安価な商品が多く、コスパが良い
おから系の猫砂は値段が安く、お財布に優しいものが多いです。おから系猫砂に使われているおからは、非常に安価な素材であり、猫砂の値段もそれに比例して安くなります。
おから系猫砂のデメリット
メリットが多いおから系ですが、デメリットもあります。
まず、製品によっては科学合成品や消臭剤、防腐剤を添加しているものも存在するということ。おからの猫砂だからといって、すべての猫砂に混ぜ物がないというわけではないので、購入前は必ず原材料をチェックしましょう。
また、アンモニアとおからのニオイが混ざったことで発生するニオイは、人によって悪臭に感じます。こまめに部屋の換気をしたり、空気清浄機を設置したりすればニオイは抑えられますが、そのぶんコストがかかります。
愛猫は今の猫砂に満足している?見分ける方法とは
愛猫が今の猫砂に満足しているのか、不安になることもありますよね。
そんな時はトイレの様子を観察してみましょう。猫には砂をかく習性がありますが、トイレの後で何度も砂をかいているなら、猫砂の感触が気に入っているサインです。
猫がトイレを気に入っていない場合、トイレのヘリに足をかけて用を足したり、トイレの後、猫砂をかけずにトイレから出てきたりします。
また、トイレ中に空中をひっかく仕草をしたり、壁・ヘリなどをガリガリかいたりする時も、トイレに満足していない可能性が高いです。
トイレが気に入らないと、猫はトイレ以外の場所で排泄したり、排泄を我慢してしまい、膀胱炎を起こすこともあるので、要注意。
愛猫の健康を守るためにも、猫砂は猫が好むタイプを使用し、トイレ環境を快適に整えてあげましょう。
おから系の猫砂で猫が喜ぶトイレを
砂をかく習性がある猫にとって、猫砂はとても大切なものです。
猫は泌尿器の病気になりやすいと言われているため、愛猫が末永く元気に暮らせるよう、猫砂にはこだわって選びたいもの。気に入った猫砂が見つかるまで、いくつかの種類を試してみるのもおすすめです。
特に、子猫の時期は色々なことに挑戦させたいので、トイレの環境をいろいろ変えて、ベストなトイレを見つけてあげましょう。