次亜塩素酸水という言葉を聞いたことはありますか?
次亜塩素酸水は消臭効果が高く、猫のトイレをはじめ、猫グッズ全般に使うことができます。
この記事では、次亜塩素酸水の特徴と効果、メリット・デメリットを解説します。
次亜塩素酸水とは
次亜塩素酸水とは、次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液のことです。
見た目は無色透明。ほんのりと塩素の香りがしますが、普通に生活している中で気になるほど強くはありません。
次亜塩素酸水は、様々な菌・ウイルスに対し高い除菌効果があることから、病院や介護施設をはじめ、幼稚園やペットショップなどでも活用されています。
数ある消毒剤の中でも特に安全性が高いので、猫と暮らす方にもおすすめの製剤といえますね。
次亜塩素酸水の用途
- 食品工場や飲食店の洗浄・除菌
- 農薬(野菜や果物の病気予防を目的として)
- 病院での手洗いや医療機器の消毒
次亜塩素酸水と市販の消毒剤との違い
ドラッグストアに売っている他の消毒剤と、次亜塩素酸水は何が違うのでしょうか?
その答えはずばり、「圧倒的な安全性」と「高い除菌効果」です。
引用:衛生管理.com
消毒剤として知られるアルコール(エタノール)は猫が分解できない成分であり、決して使用してはいけません。
たいして次亜塩素酸水は、有機物に触れると普通の水に戻る作用があり、猫の体への影響もほとんどないので、安心して使ってOK。
強力な除菌力なのに猫には無害、というレアな消毒剤が、この次亜塩素酸水なのですね。
次亜塩素酸ナトリウムとは別物
よく誤解されていますが、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水はまったく別のもの。
次亜塩素酸ナトリウムは塩素系漂白剤のひとつで、殺菌や染み抜き、漂白に効果を発揮する消毒剤です。
安価で手に入りやすい反面、使い方によっては健康被害が出ることもあるなど、取り扱いには十分に注意しなければいけないのが、次亜塩素酸ナトリウムなのです。
次亜塩素酸ナトリウムを薄めても次亜塩素酸水を作ることはできないので、絶対にやらないでくださいね。
次亜塩素酸水のメリット
大腸菌や黄色ブドウ球菌も除菌できる
一般的な細菌はもちろん、大腸菌や黄色ブドウ球菌、コロナウイルスなども除菌できるのが、次亜塩素酸水の大きなメリット。
塩素濃度が低いにもかかわらず、かなり幅広い菌の除菌ができるので、市販の消毒剤としてはかなり使い勝手が良いといえるでしょう。
猫への安全性が高い
次亜塩素酸水は残留性が低く、とにかく安全性が高いです。
繰り返しになりますが、次亜塩素酸水は有機物と接触すると分解されるので、除菌後はただの水だけが残ります。
猫にニオイがついたり、口にした際に体調を崩すこともないのは評価が嬉しいですね。
消臭効果が高い
次亜塩素酸水には高い消臭作用があります。
ペットの体臭やアンモニア臭をはじめ、生ごみなどのニオイも強力に脱臭してくれるので、トイレの気になるニオイを大幅に軽減することができます。
専用の噴霧器で室内に振りまけば、部屋に染みついたイヤなニオイも消し去ってくれますよ。
次亜塩素酸水のデメリット
メリットばかりの次亜塩素酸水ですが、デメリットもあります。
汚れがある場所にはNG
次亜塩素酸水は汚れているところでは、十分に効果を発揮できません。
次亜塩素酸水は有機物に触れると分解してしまうので、できるだけ汚れがない場所に使うのがベスト。
次亜塩素酸水を使う時はあらかじめ掃除をし、使用箇所をきれいな状態にしておきましょう。
紫外線に弱い
次亜塩素酸水は紫外線に弱く、光に当たると分解が進んでしまいます。
また、高温になるほど分解が早まるので、保存する際はできるだけ涼しい場所を選ぶこと。
できれば遮光性のある容器に入れて、1~3か月ほどで使い切りましょう。
次亜塩素酸水の選び方
次亜塩素酸水とひとくちにいっても、液体タイプや粉末タイプなど、様々な商品があります。
愛猫の健康トラブルを防ぐためには、ペットへの安全性が確認されており、成分がきちんと明記されている製品を選ぶことが大切です。
情報があいまいだったり、説明文がよく分からないものは購入を控えましょう。
除菌水ジーア は、次亜塩素酸水で作られた除菌消臭水です。
希釈せずにそのまま使うことができるので、気になる場所にシュッと吹きかけたり、加湿器に入れて噴霧するだけ。
体内へ残る心配がなく、赤ちゃんやペットと暮らす家庭でも安心して使うことができますよ。
※今なら高機能の加湿器を無料でプレゼントしてもらえます。
▼次亜塩素酸水をスプレーして使いたいならこちらもチェック
次亜塩素酸水を活用して快適な毎日を
次亜塩素酸水は安全性・除菌効果が高く、猫がいる家庭でも安心して使えます。
猫トイレの気になるニオイも軽減してくれるので、愛猫の排泄臭に困っているという方には、特におすすめできる消毒剤といえるでしょう。
今は色々な商品が出ていますが、愛猫の健康のため、より安全性が高いものを選んであげてくださいね。